祖母は病院で亡くなったんですけど、「家で死にたい」って何度も言ったのに、病院で亡くなりました。 いろんなカテーテルとかチューブとかをつけたり、点滴もずっと入れていました。痰があふれてきたりして、当時はそういう姿がとても苦しそうに見えました。 学生の頃に訪問看護の存在を知って、こういう看護師の道があるんだって。これが私がやりたかったことなのかなあって。その時に祖母に伝えられていたらなあって思ったのが最初ですかね。
家にずっと一人で暮らしてる人って、他人をますます受け入れにくくなることがあると思うんですね。 もちろん、そうじゃない人もいるけど、そうなると「訪問看護自体、何しにくるの?」みたいに扱われることもある。そういう人のお宅へ訪問看護として行って、何ヶ月も行くことにはなるけど、それから段々関係性ができてきて、最終的には信頼関係ができてきて、今度は訪問リハビリが入り、訪問ヘルパーが入って、結果的にその人の訪問サービス全体に対する拒否感がなくなっていく。いろんな人が入ることによって、外歩けない人が外出できるようになった。というの はいい思い出ですね。
看護大学を卒業後、 地元のガンセンターに入職 老人保健福祉施設、 訪問看護事業所を経て 2018 年リーベ入職